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「シロエ……すまぬが、皆に、すまぬと……」
「!!何を言っているのです!!我が主」
「我はもうすぐ消える……もう、我に残された時間はもうない……」
「主……そのようなことを言わないでくだされ……我々には主があってこその我々なのです……ですから……」
「……すまぬ……時なのだ……分かってくれ、シロエ」
ゆっくりと、主と言われた人物は、シロエと呼ばれた人物を向き直るのだった。その時、シロエは見たのだった。主と呼ばれた人物の肩が消えてきているのだった。
「我が主!!それは!!」
「……そうか、もう他人にも分かる変化かが来たか…」
苦笑と共に主はそう呟くのだった。
「我は眠る……幾月の月日眠る……我は今よりも強く力をつける為に……幾月にも渡る転生を繰り返す。戦いの事や、お前等のことをいっさい記憶していない、まっさらの魂になるために……皆の事は、シロエお前に任す……」
「主……あ、貴方は事は……無抵抗になってしまった貴方を狙う輩もおりましょう……」
「あぁ……その事は…カムイに任せてある……後は、任せた」
「我が主」
「又会おう……我が友達よ……」
そう言って、主は消えていくのだった………
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