プロローグ

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世界には神に選ばれた人がいる。 神に選ばれし人は人とは違う力を持っている。 神に選ばれた人は神に選ばれた人なりの使命がある。 ただし神に選ばれた人は、自らが選ばれたとは知らない。 使命は各々自ら気づくしかないのだ。 ただし神がいるのであれば神と対になる存在もいる。 ただし神と対になる存在は人に力を与えなかった。 神と対になる存在はある動物に力を授けた。 その存在は鴉。 昔から鴉は不吉の象徴と呼ばれる原因だ。 神と対になる存在に力を与えられた鴉は、人と大した差がない知能を手に入れた。 知能が優れた鴉は人と同じ姿をしており、人の世に紛れている。 鴉にも使命は与えられている。 人の使命は神と対になる存在を消すこと。 鴉の使命は神を消すことだ。 この二つの勢力はどちらかが滅びるまで戦う運命なのだ。
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