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「美羽、あんた何回そうやって騒いでるの………いい加減、諦めたら?」
マユカは新しいポッキーを食べながらつぶやいた。
「だってないのよ………元宮くんの攻略法……それどころか、話しすら出来ない………。」
涙ながらに話すも、マユカはそんな話し聞き飽きていた。
「攻略法ってゲームじゃないんだから……恋愛にそんなのあったら、誰も苦労しないでしょうよ………。」
「そりゃそうだけど……………せめて話しくらいしたいな…………。」
机に俯せになったまま、前髪をいじる。
彼にあまりの近づけなさに、何だか切なくなってきた。
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