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二時間目の休み時間、私達は次の授業がある生物室へ向かっていた。
教室を出て、階段を下り、マユカはしっかりとした足取りで南棟にある生物室へと歩いて行った。
「すごいねえ~!流石マユカ!!」
一番後ろの椅子に座りながら言う私の頬を、隣に座りながらマユカは軽くつまんだ。
「美羽が覚えなさすぎなの!もう二ヶ月もここにいるんだし、生物を選択してるんだからいい加減覚えてよ。」
怒っているように言いながら、仕方なく私の面倒を見てくれるマユカが好きだ。
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