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「どうしたの?」
話している事がばれないように、小さな声でマユカが囁く。
「あのさ、一番前の右端に座ってるの誰?」
さりげなく目線で示した方を、マユカもちらりと見た。
「ああ………えっと、元宮 水城くん?隣のクラスの。どうかした?」
………そっか、確か隣のクラスと合同授業だっけ…………。
私はノートの端辺りの、マユカに見える所に文字を書いた。
“カッコイイね……”
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