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ジンは、村の皆とわかれてから、まず近くの村のシュレイ村にむかって歩いていた。
「よし、もうちょっとでアイツと再会できるんだな」
ジンは一人でブツブツ言いながらただ村に向かって歩いていた。
「あー、一人で歩いているのは暇でしかたないな。何か魔物かなんかでねぇかな。」
「ガサガサッ!」
急に草がなった。
「なんだ?」
「ウワァーウ!!」
出てきたのは、この辺でよく出没すると聞いていた狼人であった。「出たな。コノヤロー」
剣を抜き、ジンは構えた。
「来るなら来やがれぇ!このバケモンがぁぁ!!」
「ウッ、ニンゲンカ!オレ、オマエ喰ウゥ!!!」
そして、いきなり狼人はジンに襲いかかった!!
「返り討ちにしてやる!来やがれ!」
ジンは、狼人に剣を振るった!しかし、何故かジンの攻撃は当たらない!
「ウゥ!喰ワセロ!!」
「ヤバい!!このままだと、俺、喰われちまう!」
だが、突然、狼人の動きが止まった。
「ウゥ!!!ナンダコレハ!?」
「天に滅しなさい!!デボォルグ!!!」
「ウワァァァァァァ!!!!」
狼人は倒れた。そして、ジンの目に飛び込んできたのは、一人の女魔法使いだった。その女は、全身黒い布で覆われていた。
「大丈夫!?相変わらずね!ジン。」
「あぁ、ありがとう。君のお陰で喰われずに済んだよ。って、何で俺の名前知ってんのー!?」
「もう忘れたの?」
そう言うと、その女は、顔に付けていた覆面をとった。
「久しぶりね。ジン。」
「えー!?ソフィア!?ほんと久しぶりだな!」
「で、あんたどこ行こうとしてたの?」
「お前に会いにきたんだ」
「なっ!なんで!?」
「一緒に旅するメンバーが欲しいから会いにきたんだ。」
「そういうことね。」「で、一緒に旅しない?」
「わかった!いいよ!そのかわり、私の目的をはたさせてよ。私の家族を殺した、カオステラーを倒すという目的にね。」
「わかった。これで、一人ゲット!」
「まぁ、旅の支度するから一回シュレイ村にいきましょ。」
こうして、2人はシュレイ村に向かって歩いていった。ようやく2人は、村についた。
だが、この時、町の中で何かが起きていた。だが、2人はまだ何も気付いていなかった。
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