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デビュー…え? デビューって!?
「「えっ!?」」
驚いた私と一緒に茜も声を上げる。
そして社長は、私にとって最高の誘い文句を言う。
「いくら、芸能人といえど、デビューが決まってるとならばお母様も、安心なさるんじゃないかしら?」
母が安心…
「はい! やります! がんばります!」
勢いよく返事する私に、社長は、人差し指をピンと立てて忠告する。
「ただし…」
「………っ」
「男として、デビューするのだから、人一倍、レッスンも、頑張ってもらわないといけないし、苦労することもあると思うけど、大丈夫?」
その言葉に、笑顔になり、私は、返事する。
「はい!」
「私の目に狂いはないはず。頑張ってちょうだい」
社長も、ニコッと笑いこう言った。
「内定よ」
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