レッスン

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 真新しいレッスンスタジオには、いかにもダンスの先生って感じの格好をした女の人が、仁王立ちで立っていた。 「こんにちわ。皐月君。デビューまで、日がないんだから、未経験者だろうと、みっちり行くわよ」  ひぇー。超スパルタな目をしてるよ。 「はい!」  よし、燃えてきた。なんでもかかってきやがれだぁ。  スタジオに明るい音楽が流れ出すと、先生のカウントが響く。 「ワン、ツー、スリーフォー…」
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