憧れ

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 そこにいたのは、神宮寺一馬…テレビドラマで、よく出てる、カリスマ俳優と言われていた。  って、一馬君って、神宮寺一馬のことだったの!?  生でみる彼は、色白で綺麗な顔立ちで、子犬のようにかわいく、目はビー玉のようだった… 「…」  驚いた瞳で、こちらを見つめる彼。私は、慌てて自己紹介する。 「あ…僕、小林皐月です。宜しくお願いします」 「…君が…」  彼はそれだけ言い、荷物から、ゲーム機を取り出し、イヤホンを付け、部屋の片隅へ行く。 「あっあの!」  私が慌てて、声をかけるも、近寄るなと、なんだか、バリアを、張られているようだった… 「むぅ…」  私は、彼の態度に怒りが込み上げる。  相方だよね! これから、2人で、やっていかないといけないのに、挨拶くらいしてくれたって…
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