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「「あのクソ女郎~~!!!!」」
俺達は同時に生徒会室に走り出した
保健室は生徒会室とは別館で、生徒会室は小中高の校舎が囲む中庭の中心にあるのだ…その距離300m
「人の鞄を勝手に持って行きやがって~!!!」
「劾を虐めて何が楽しいんだあのクソアマ~!!!」
生徒会室までの道のりには当然他の生徒も居るわけで…
『おっ、かませ犬が走ってるぞ!!』
「おーい、午後も沈められてサボリですかぁ~?」
「なぁ…彩」
「わかってるよ劾」
短く言葉を交わし頷きあうと、彩は180°方向を変え先程ヤジを飛ばしてきた卑怯者に鉄槌を落としに行った
生徒会室に向かう途中に背後から悲鳴が絶え間なく響いていたが気にしない、てかザマァ(笑)
「それよか早いとこ財布を取り戻さなきゃ」
あいつらなら、俺の財布の中身を全部取ったて不思議じゃない…
「今度警察に突き出してやろう…そうしよう」
俺はそう決意して視界に入った生徒会室に向けて走るスピードを上げた
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