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ストレスだけが貯まる俺の日常
「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ッ!!!!!!!」
昔の忌々しい記憶を無理矢理見せられて絶叫しながら眠りから覚める
ここ数年ずっと続く俺の目覚め方…
寝間着となっているクタクタのTシャツは汗を吸って重くなり、パンツもビチャビチャに汗で濡れ気持ち悪い
俺の最悪な1日は俺のテンションを最下層に叩き落とされた朝から始まるのだ
「はぁ…はぁ…はぁ…クソッ」
悪態をつきながら殺風景な部屋の片隅にあるベッドから起き上がる
「劾、いつもいつも朝から何にうなされてんですか?」
ガチャリと断りもなくドアを開け顔を覗かせる少女…
「黙れ…目障りだ御堂マコ…」
ここ数年、毎朝俺を絶望に叩き落とす原因その1を睨みつけた
「はぁ…劾は野獣ですか?私の兄として恥ずかしくはありませんか?」
「俺がいつ御堂マコの兄になった?俺に妹なんて居ない」
「ッチ、私が優れてるからと言ってひがむのも大概にしてください。正直見苦しいです」
舌打ちと嫌みを残しさっさと去って行った
「見苦しくもなるさ、常に完璧で完全な御堂マコと比べられ見下される俺の惨めさを…」
汗で濡れた服を脱ぎ捨てて服を着る
いつものようにカッコ悪くならない程度の服を選ぶ
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