49人が本棚に入れています
本棚に追加
父親の正面の席にすわり朝食を食べ始める
『あらあら、どんなウサギだったのかしら?』
母親は口元を手で押さえながら笑っていた
「(御堂マコのようだった…なんて言えないしな…)そうだなぁ…」
何かいい例えが無いか考えていると御堂マコが要らない助け舟を出してきた
「ウォレスとグルミットに出てくるウサギみたいではなかったですか?」
「(ッチ)あ…ああ、そんな感じだったかな?」
『ウフフフ…同じような夢を見るなんて…やっぱり仲良しね2人とも』
「そうですね…仲良しで嬉しいですか劾?」
「そうだね…(御堂マコは踏みつける側だろうな)」
両親が居なければ嫌悪感しか感じない会話をなんとか耐えきり朝食を食べ終わった
「それじゃあ…俺は先に行くよ…」
席から立ち上がり玄関に歩いて行く
「あっ、待って劾!!私も行きます」
俺は仕方なしに玄関で御堂マコを待つ羽目になった
最初のコメントを投稿しよう!