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別れ
「どうして私が?お留守番なんですか?」
「これでも私、所長の保護者として頑張ってきたんですよ!!」
「・・・・ほっ・・ご・・」
(保護者れすかぁ~)
(愛君・・最高の左ストレートだったよ・・世界狙えるよ(涙))
「所長!!さっきから!!ボ~として!!大切なお話ししてるのにぃ!!(怒)」
「まぁまぁ(困)そんなに怒らずに・・(困)」
「つまりだね、理由は・・(汗)」
「大学はどうするの?長い間、休むことになると実家にも知られてしまうよ?」
「この依頼だって謎が多すぎると思うし」
「謎って?どんな?」
「ひとつは、依頼主の名前が書いていない」
「二つ目は、朝に郵便受けに入っていた、ということは、夜中に誰かが入れた事になるわけだ」
「昨日の君の帰りは何も入っていなかったからね」
「これも、依頼主本人が入れたとは考えにくい」
「なぜなら、いくら夜中でも誰かに見られる可能性があるだろう、特に私はここで寝泊まりしているからね」
「万が一にも私に見られたら匿名の意味が無くなってしまう、そうだろ?」
「つまり、この依頼には複数の人間が関与している・・あるいは、そうと知らされず協力させられている・・」
「そして何よりも、私が疑問に思うのは・・」
(私の本名が書いてある!)
(誰も知らないはずの名前が!)
(本名が書いてあれば、私が必ず、この依頼を受ける事を知っている誰かが・・?)
(愛君を危険な目に・・あわせるわけには・・)
「所長・・私大丈夫です」
「学校も実家も(喜)」
「私よく日本全国の伝説・伝承を調べるのに2週間ぐらい学校休んで歩きまわってますから(喜)」
「実家も諦めてますよ、私の放浪癖は!ヘヘッ(笑)」
「それに、20年も前の事件に危険なんか無いと思うし」
「それとも所長!私のこと、守ってくれないんですかぁ?(泣)」
「そんな事・・・ないよ(困10)」
「私、絶対ついていきますからねっ!!」
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