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別れ2
(・・・・・・・・ウム?)
「しょ~ちょ~てばっ!!」
「あい・・・くん・・」
「ひとつだけ約束してくれるかな?約束出来るなら・・・」
「私から君にお願いしよう!」
「私と一緒に行って、手を貸して欲しい・・とね」
「約束?なんですかぁ?」
「あまり難しい事は・・困りますよ・・」
「うん・・それはね」
「もし、少しでも身の危険を感じたら、後のことは何も考えず一目散に逃げて欲しいんだ」
「自分の命を第一に考えて行動すると、約束を私と出来るかな?」
「な~んだ!所長!そんなこと当たり前じゃないですかぁ(喜)」
「約束しますよ!!」
「この、あいチャンに任せて下さいよっ(喜)」
(な~んだ、もっと難しいこと言って、私を置いて行くのかと思っちゃたヘヘッ)
「・・・・・そうか・・」
(愛君・・分かってほしい)
(それがどんなに難しいか)
(それを実行するのに、どれほどの決断と勇気が必要か・・・)
「それじゃ!所長!私も一緒に行っていいんですね?」
「よろしく頼むよ」
「やったぁ!!(喜)」
「約束、忘れないようにね」
「・・所長?そんなに私信用ないですかぁ?」
「違うよ(笑)君は私の相棒だろ?信用出来ない人間を相棒に選んだりはしないよ」
「じゃぁ?私の事が心配なんですかぁ?」
「・・・・・・少しね」
「ふ~ん?そっかぁ?」
「じゃぁ所長!」
「もし私に、ど~しても避けることが出来ない危険が迫ったら・・ヘヘッ(笑)」
「私のこと!守って下さい!!」
「今度は所長が、私と約束してくださいっ!!」
「・・やく・・そく?」
(なんだか少し違うような?愛君のペースに乗せられているような・・・)
「しょ~ちょ~!!約束出来ないんですかぁ?(泣)」
「!?いや(焦)約束するよ」
「愛君の身に危険が迫ったら必ず、助けに行くよ」
(あれ?なんで?私が?こんな約束を?あれ?)
「嬉しい!所長(笑)」
「これで何があってもあんしんだぁ(笑)」
「・・・・・・・あれ?」
「所長?何が言いました?」
「いや!何も(焦)」
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