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｢んぅ…美味し～いっ！｣
今日は久しぶりにユチョンが
日本に来たんだ。
お土産は超高級ちょこれーと。
あたしの大好きなちょこれーと。
もうっ…、幸せです…。
口に入れたらね、とろけるんだよ！
うっとりしながらちょこれーとを
食べていたら
ふいにユチョンが話しかけてきた。
｢ねぇ、そんなに旨い？｣
｢うんっ！
このちょこ全部でも食べれるよ～っ！｣
｢…太るよ？｣
｢だ、大丈夫だもん｣
｢豚になっちゃうよ？｣
そう言って
あたしのお腹をつんつんしてきた。
…うぅ、確かに太る、よね？
てかニキビ出来そう……。
うぁーっ、やだやだ。
でも…、食べたい。
でも…、太りたくない。
目の前には美味しそ～うな
ちょこれーと達。
残りは明日にしようかなぁ…
でも…今、食べたい……。
ど～しよ……、うぁああ！←
なぁんて一人格闘してたら
ふっと小さく笑い声が聞こえ
後ろからぎゅうっと抱きしめられた。
｢まぁ…もし、豚になったとしても
俺は好きだけどね？｣
そう耳元で囁かれれば
ぼっ、と顔が熱くなった。
ユチョンは、そんなあたしを見て
少し口角を上げながら
片手でちょこをひょいっと取って
口に入れた。
そし肩にちょこんと顔をのせてきた。
｢でも…ちょこばっかじゃなくて
俺の事も構ってよね？｣
笑いながらそう言ったユチョンに
つられて思わずあたしも笑った。
そしてどちらからともなく、
そっと唇を重ねた。
じんわりとちょこれーと、の味が
口の中に広がっていく甘ぁ～いキス。
甘くてとろけちゃいそう。
ちょこれーともいいけど…、
たまには甘いキスもいいかもね？
なぁんて、ね。
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