手作り、気持ちを込めて

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「手紙…とか古いのかな…?」 分からないけれど、 呼び出しする方法はそれしか知らない。 恥ずかしいけれど、 手紙を書くことに決めるしかなかった。 「あとは…」 残りのチョコたちの味見… というか、出来上がりの確認をしてみる。 ぱっとひとつ手にとってみれば、星型のまたもや、いちごチョコ。 簡単な模様が描いてある。 星型でなんとなく思い出したのは、優木くんの顔。 そういえば、 優木くん、作ってって言って… 『俺にも作ってくんない?』 「…っ!!!」 フラッシュバックした記憶に一瞬、全身が固まる。 ブンブンと左右に首を大きく振れば、勢いに任せて、チョコを口に放り込んだ。
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