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「昭夫……何してんの」
リストカットをしたところを母に見つかり昭夫は殴られた。彼はなんも痛みを感じない。痛いが殴られた理由は解らない。
その日の夜。昭夫の携帯の着信音がなる。彼は携帯を手に取り、電話にでる。
『進藤昭夫君だね』
「はい。あなたは」
『後藤と呼んでくれ。君は自殺をしようとしたそうだね』
「どうしてそれを」
昭夫は後藤が知っていた事に驚く。
『君の事は解るのだよ。いつか会うことになるよ』
電話は切れる。昭夫は少し薄気味悪くなる。
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