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さっきと変らずこいつは目の前にある料理を口に入れていく、目の前にあるだけでうんざりするんだが……
この時間帯、運動部はまだ部活中だしいるのは勉強しに来てる客や話しこんでる女子高生ばっかりで頼んでデザートやらポテトだからな。
一人一品ならまだしも一人で食うんだからな。
「あ、あれ僕のだよね」
『お前以外この時間からそんなに食うやつがいるかよ。』
「お待たせいたしました、ほかにご注文はありますでしょうか。」
行っちゃったよ、マニュアルだとわかっているが頼むとはおもわないよなこの時間から……
「えーっと、じゃあ季節のタルトとこのパフェがいいな。」
凌は手に持っているフォークを話すこともなく広がっているメニューをにこにこしながら見ている。
「は、はい。季節のタルトと、得盛りチョコパフェですね。」
完璧にウェイトレスさん引いてるじゃねーか。かわいそうに……。
「どうしたの?刹も食べたくなったの?」
『いや、ウェイトレスさんを気の毒に思ってた。』
えーとか言ってんじゃねーよこの時間からんなに食うやつがあるかよ。
1時間やそこらでならんでいた料理をすべて平らげやがった。もちろんドリンクバーも元をとるように飲んでやがる。
「さあ、そろそろ僕夕食の時間だから帰ろう?」
いやいやいや、今そこで食いまくってたのは何なんだよ。
おやつなんでしょうかね?
『あーはいはい、よく食べられるなお前。』
小遣いの大半を食事に費やしているのをみてはじめは家でまともに飯食ってないんだと思っていたが家に遊びに行ったときすげー食ってた。
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