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まぁそれから午後の授業を受けて(話していたのは昼休みだ)魔女さんの住むマンションに向かった。
場所はこの辺で一番の高級住宅地に建つマンション。
もちろん24時間体制で警備員、監視カメラは作動中で入れるのは住人許可受けている者だけ、無論強行突破なんてしようとしたらすぐ捕まるような建物だ。
それに地上40階なんて建物この辺にはないからものすごく目立つ、ましては魔女さんがその最上階に住んでるときたからびっくりだ。
最初に入ったときにはびっくりだ。そのマンションに住んでるってだけで驚きなのに最上階ときたら本当に入っていいのかと思ったくらいだ。
「やっぱり帰ろうかな俺、なんか何回来てもなれないんだけど。」
『お前な……、まぁ一般高校生がこんな場所になれるってのも怖い話だけどな』
凌は全くだとか言いながらマンションに入ってった。ってこいつ全然平気じゃねーか。
「すいませーん、岬さんに会いに来たんですけどいますか?」
凌、やっぱり馬鹿だった模様。
「少々お待ちください」
と言って警備員はパソコンに向かった、魔女さんに連絡つけてるんだろうか……
「只今お出かけになっているようです。岬さまの連絡先は把握していないので帰ってきたらお伝えしておきましょうか?」
『はい、お願いします。』
収穫は0か……
「んじゃ帰ります、お手数かけました。」
『いなかったな、魔女さん。つか管理人さんに覚えられたな手数が省けた。』
まぁ月1で尋ねに来る高校生がそんなにいないしな。
「魔女さんどこに行くんだろうね、ちょっとお昼食べにとか言って外国行ってたりして」
洒落にならないからやめろよ、ちょっと韓国にランチ食べにとか行ってそうじゃねーか。
『まぁいないことには変わりないみたいだし、あっちからの連絡待つしかないな』
「だねー」
あいつ電話は好かないみたいでパソコンのメールしか使わない。
電話は一方的なものだからいやなのよとか行ってやがる。
パソコンじゃあ持ち運べないしいるときにしかメールできないんだから困ったものだ。
「とりあえず僕お腹空いちゃったからどっか食べに行こうよ~」
ガキかこいつは……
『食うにしろここじゃ大体高いからなとりあえず帰ろう』
こんなところでお前の大食いに付き合っていたらいくら金があっても足りないよ。
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