く~かい~ふ~か、って読みにくい件について

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ヤベ~よ。いかにも半濡れな変態が泣き叫ぶ女の子を襲ってる様にしか見えない。 ……… あっ右に曲がった。坂道だ!あきらかにスピード落ちた。追い付ける! 「待って~誤解だから、待ってくれ~」 「くんな~変態!ゴミ虫!人間の搾りカス!」 ちょっ…酷いよ。あんた。さすがヘコむよ。 ヤベ~あそこから下りになってる。見失いそうだ。登りきったそこに見えたのは…辺り一面を埋め尽くす風鈴花。 「うわぁ~凄いな~」 って見とれてる場合じゃない!早くあの子見つけて誤解とかないと。 花畑を探って行くと大きな木が見えてきた。 あっ!居た!木の横から髪が見えてる! 「やっと見つけた!さっきのは誤解だって言っただろ?風が急に吹いていたか……」 あれっ!?なんか雰囲気違うくないか? 「あ……あの…私…なにか…あの…その…」 ヤベ~なんか泣きそうじゃん。 「あ~!この変態!私だけじゃなくて優花にも何かする気~!」 「ちょっ…誤解、誤解だって」 「優花、逃げるわよ!こんな変態、何されるか分かったもんじゃないわよ!」 「おっ…お姉ちゃん…話し…くらい…聞いて…あげようよ…」 「駄目ったら駄目!」 「お姉ちゃん…」 「うっ…駄目だもん」 「グス………」 うわぁ~!あれは反則だ。まさにウサギだ!寂しくって死んじゃうって目だ。あんな目でお金、頂戴なんて言われたら財布ごと渡しちゃうよ。 「う~……分かったわよ。でもアイツが変な事したら直ぐに逃げるんだから」 「ありがとう…お姉ちゃん」 ヤバい。涙目でぎこちない笑顔!萌えか!これが萌えなのか! 「優花。アイツ…やっぱり怪しくない?」 しまった。思わず顔が緩んでしまった。 「あっ…あの…お話しと言うのは…」 そうだ。誤解を解かなきゃ。 ………… 「つまり…お姉ちゃんの後ろに…居て…風が吹いて…それで…見えてしまったと…」 「そうなんだ。アイツが勘違いをして…」 「なによ!あんたが見たのに、人のせいにすんな!」 「やっぱり…お姉ちゃん…が悪い…と思う…」 「なっ…でもコイツが…」 「迷惑かけたら…ちゃんと謝る…桜さんが…言ってた」 「分かったわよ…ゴメンナサイ。これでいい?」 なっ…ちゃんと謝れよ。と言いたいが、こちらも見たことは変わり無いので。 「俺こそ…ごめん」 「仲直り…」 「ふんっ。分かればいいのよ」 ったく、こいつは……
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