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「ふぁ~~~」
眠い……。眠いよ。普段は家にばっかり居るせいで体力が無くなってんのか?現役帰宅部、現代の高校生のひ弱さを舐めんなよ……眠い……。
「大地くん、起きろ~~」
誰か呼んでるよ…でも眠いんだ。もうちょっと……
「動かない、まるで屍のようだ」
まてやコラ。誰が棺桶に入って運ばれる人間だ。
「慧、を殺って(おこして)から、大地くん起こしに行くって桜さん行ってたよ」
飛び起きたよ。
「すいません、勘弁してください。本当にごめんなさい。ちゃんと起きますのでアババババハマ」
なんだこれ。体の悪寒が止まらん。
「おっはよ~。やっと起きた!って泡吹いてる~~」
ってなわけで。
「空、頼む。普通に起こしてくれ。朝から危うく心臓止まる寸前だったぞ」
「起きてない大地くんが悪いんだよ」
「いくら嘘でも、桜さんを使うのは卑怯だろ」
「本当に桜さん来るよ」
「マジ…!?」
「マジだよ」
「ギャーーーーース」
「ほら。変態の最後の雄叫びだよ」
サーー!!
ちょっヤバいって!後ちょっと起きるのが遅かったら俺どうなってたんだ!?
「助かった。ありがとう」
「わかればいいのよ。じゃあ、大地くんの奢りでアイスよろしく♪」
「マジかよ…」
まぁ実際アイスくらいいっか。残り745円しかないけど。
「分かったよ。ご飯食べたら買いにいくよ」
「あっ、私はハーゲンさんでよろしく」
「あっテメーここぞとばかりに高いアイス頼みやがって」
「あ~約束破るんだ~」
クソ~俺のアイスはガキガキ君にしよう。
「わかったよ。持ってけドロボー!ちきしょー」
俺の泣け無しの金が……グスン。
「ご飯食べたら、お風呂掃除よろしくだって」
「了解」
さ~て飯でも食いに行くか。
うん。朝は普通だ。まさに日本の朝食だ。正直朝は米に味噌汁じゃないと食が進まない。
朝は風呂掃除から始まり、食材運んだり、主に力仕事中心だ。
あっと言う間に昼飯の時間だ。
「大地くん。この後アイスよろしく~」
まったく、そんなアイス食べたいのかな?
「わかってるよ。ちゃんと買ってくるよ。でもさ、この辺にコンビニとかあるのか?」
「真っ直ぐ行ったら駄菓子屋があるよ」
駄菓子屋!?ちょっとテンション上がってきた!
「分かった。直ぐに戻るよ。」
「よろしく~」
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