小さい頃の記憶って不意に思い出しても直ぐに忘れる件について

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そんなこんなで泳いだり、ビーチバレーしたり、埋められたり、最強兵器の餌食になったりで俺達は海を満喫した。 皆でバーベキューを食べて今はカンナの別荘で皆、各々思う時間を過ごしてる。 俺は、と言うと。 「はぁ~生き返る」 そう、お風呂に来ている 「カンナの別荘、本当に凄いな、お風呂までデカイ。」 今日は色々あったな。でもこんなに笑ったり、騒いだりしたのは久しぶりだ。 「ところで大地、貴様は何をしている」 「決まってるだろ!この向こう側にはカンナちゃん、優花ちゃん、空ちゃん、風華ちゃんが生まれたままの姿で……ヒッヒッヒヒ」 「辞めとけ。またボディーブロー喰らうぞ」 「なぁ、大地よ。なぜ人は覗きなんてすると思う?」 「女の子の裸を見たいからじゃ……」 「違~~う!そこに…ロマンが在るからさ!」 慧が拳を握りしめ、熱弁している。言ってやったぜ!俺!見たいな顔するの辞めろ。正直キメーよ。 「いざ行かん!ヴァルハラの大地へ」 そう言って慧は壁を飛び越えた。ロッ〇マン真っ青の三角蹴りで壁を登りやがった。そのパワー、別の事に回せよ。 「さて、そろそろ上がるか…」 なんで上がるかって?そりゃ数秒後にはお風呂が妖怪の血で汚染されるからな。 「ギャース、でも幸せだ!」 「死に晒せ~」 「…変…態…」 「慧、死刑」 「慧さん、最低です」 ほら、お風呂が地獄バージョンに早変わりだ。 「慧、いい加減に学べよ」 「大地…俺は…やってやったぜ…後は任せ…た…」 あっ死んだ。いい顔して死んでんじゃねーよ。 「なぁ…嘘見たいだろ…これ…死んでるんだぜ…」 「俺は〇也じゃねぇ」 知ってるさ。オメーが野球が出来て頭がよくてかっこいいやつなわけないだろ。オメーは覗きが出来て保健体育が出来て、ドMな残念な奴だろ。 「いいから死んでろ」 「まだだ、負ける訳にはいかん。」 そう言って慧はまた壁を飛び越えた。 いつまでも人間とは思えない叫び声が響いていた。
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