15人が本棚に入れています
本棚に追加
小口はあたしを見下している。
最初の頃は結構仲良くしていたけれど、だんだんタイプが違うとわかって、あたしから離れていった。
それでもあたしは彼女を友人だと思っている。
どんなに小馬鹿にされたって、見下されたって、嫌いになれないのだ。
あたしはいつもそう。
ちょっと優しくされたら、好きになってしまう。
それは男女問わず、恋愛感情などではなく。
そんな弱い自分は、きっといつか誰からも何からも、見放されてしまうだろう。
それが一番、怖い。
最初のコメントを投稿しよう!