全てはあの日から…

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だいたい暴走族やる子たちは16歳からやっていたが、俺は少し遅咲きでその時は17歳の夏だった。 友達はすぐに単車で俺の家に来た。 決して綺麗な状態ではないが、真っ白なGSX250ゴキに俺は見とれた。 アップハンにタックロール、黒いショート管は針金で空き缶を詰めてサイレンサーの代わりにしていた。 「乗ってもいいけど頼むから捕まらないでね」 友達はそう言うと、そそくさと帰って行った。
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