プロローグ

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まどろみ 意識の底 世界との接続点 音が無音を奏で 無限の色が歌い 意志の本流がせめぎあう ゆらゆら ゆらゆら と 波間に漂うように 私はそこにいた 私の境界が曖昧になる『ここ』で 私は成さねばならないのだ 『人』として 『復讐者』として 『王』として 私は滅ぼすのだ 奴らを 完全に滅っする それだけのために たった一つの願いの為に その為だけに 『世界の意志』へと きた それなのに そのはずなのに 何故 『あの子』の顔が浮かぶんだ 何故 『あいつ』の悲しそうな顔が浮かぶんだ はやく はやくしなければ なにもしないまま なにも果たせぬまま わたしも消えてしまうのに どうして…
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