《洞窟》

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 伝説の剣……。  兄さん……。  帝国……。  ……城を抜け出した日の事、今日までこの森で暮らして来た日々の事……。  一通りの物思いにふけると、僕は口を開いた。 「……ウルフ、この剣持っていっていいかい?」  ウルフはニヤリと笑う。 「言うと思ったぜ。何考えてるんだ?」  僕の出した答えは1つだった。
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