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『……はぁ。』
「わかってる。言いたい事はわかってるから何も言わないで。」
軽く半泣きになりながら携帯を鞄に直した。
本当にどうしよう…。
最悪の場合ここに泊まるってことに…『仕方ないか…今日はここに泊ま「ぅわあああああ!!!!!」
『なに……』
「ま…まだ最悪の場合を語るのは早いんじゃないかな!?;;;」
焦る私の声を聞いて呆れたように答える。
『じゃあ…君の言う最悪の場合以外に何かあるのかを教えてくれ。』
「…………」
頭をフル回転させても、最悪の場合しか出てこない。
『はぁ…もう勝手にしたら?僕は寝る。静かにしてくれ。』
そう言い放つと、足音は遠退いていき、窓の近くで止まった。
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