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美和子ならこう言うかな…なんて。
『へぇ…幸村さんってそんなキャラだったんだ。』
びっくりして顔をあげると、読み終わったのか…さっきまで読んでいた本を棚に片付けている無表情な栗原くんがいた。
やばい…聞こえてたの？…
「い…今のは違うってゆうか！...いや....あの.....きゃッ！？」
バタンｯ
聞かれていた事に焦って、勢いよく立った拍子に椅子に躓いてこけた。
上からすごく冷たい視線を感じる…。
「イテﾃ…。」
『何してんの？』
こけたのに手くらい貸してほしい。本当に痛かったんだから。
「見てわかんない？こけたの。」
言ってやった！！
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