第7章

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第7章

実は 最初から間違いだったのかも、しれない… 彼には その時、音楽の話が合って… 休みの日は2人でドライブして、まったりお茶して… そんな女のコがいた。 あたし達が 密かに付き合い始めた後も… そのコとの関係は続いていた。 あたしは 勿論怒ったし。イヤだって言った。 女の子と2人で遊ぶなんて、信じられなかった。 彼は、何もないから いいじゃないか、って。 …淋しかった。 あたしが行ってみたいかな。って言ってた 新しいお店。 天気のいい時、ドライブしたいな。って言ってた場所。 『最近 行ったし。他のトコにしねぇ?』 『うん… まあ、いいけど…』 その女のコと行ってた。 泣きたくても、涙流すのも 淋しかった。 初めから、間違いだったのかもしれない。 あたし そばにいてほしくて、メールした時 『今 メシ食ってるし。明日じゃダメか?』 その時も、その女のコとゴハン食べて… 家まで送っていた。 間違いだったのかもしれない。 年上のあたしが、ちゃんと気づいて、離れるべきだったのかもしれない。 好きだって言ったのは、あたし。
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