第一話【事件】

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瞬の職業は国家機密の特殊戦闘部隊隊長だ。 家族には心配掛けたく無い為、国家の協力により職業を偽装している。 「おはようございます。」 「おはよう。今日も忙しくなるだろうが頑張ろう。」 瞬は特殊戦闘部隊隊長として毎日部下を引っ張って教育していた。 その日々の努力もあって、あらゆる事件で瞬の的確な指示とチームワークの高さから指示どおり息の合った行動が出来た為、とてもレベルの高い難事件でさえ昔とは比べ物にならないほどのスピードで解決していった……。 瞬は元々頭が切れて、入隊してからすぐにあらゆる難事件に遭遇して来たのだが、彼の持ち前の才能と統率力の高さで同僚と協力し合って上からの指示を的確にチームで遂行する事が出来た。 そしてその努力と才能と功績で25歳という若さで隊長に昇進したのだ。 国民は、瞬の存在を知らないにしろ瞬が入隊してから事件があっという間に解決されていったので今の状況に安心し、満足しているようだ。 ただ………犯罪者に取っては瞬の存在は邪魔の何者でも無い………。 そう……犯罪者達が瞬を消そうと行動を開始しようとしていたのだ……。 西暦2100年……。 今正に前代未聞の大事件が発生しようとしている。
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