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まぁそんな馬鹿な会話をしながらも目の前の飯は減っていく。
「久君さ授業中ずっと寝てるよね、いびきまでかいて図太く」
「凄ぇ言いようだな…」
めんこい顔で言いたいことはズバズバ直球で言う性格の知哉。
「結構グサッてくるぞ」
「ごめんね、でも来週テストだから僕一応心配してるんだよ」
……
「知哉、今日天気いいな」
「え、うん、そろそろ更衣だし半袖出さなきゃいけないかもね」
「そか、もうそんな時期か」
「早いよね、僕達が高校に入学して三ヶ月も経ったんだよ」
「マジか」
「高校はテストも大変みたい、中学と違って赤点取ったら補習しないといけないみたいだし」
「……」
「……」
「そうだ!知哉」
「何?」
「あ、れだな…」
俺はごもる。
何か話題を探さないと触れてはいけない現実が飛び込んできそうな気がする。そんな気がする。何か話題はないか。何か…
「逃げるのはやめよう」
俺を見兼ねた知哉は言った。
「はい」
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