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「えっ。
どうしたの?
もしかして、彼女と上手くいってないとか?」
涼子は慌てる。
「違うよ。
なかなか、解けない問題があってね。
それに、彼女いないし女に興味無いから」
(それにしても、僕より上に4人もいるのか?)
僕は携帯を閉じる。
「そっかぁ。
彼女いないんだぁ…………。
あっ、私帰るね」
涼子はそう言って、交差点を左に曲がって行った。
(そっかぁ、彼女いないんだ)
涼子の足取りはとても、軽くなった。
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