必然かつ偶然の運命

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「ハッ?」 全く、意味がわからなかった。 何が国の奪い合いだ? 何が戦争勃発だ? 多分、冗談だろ? と、僕は思った。 でも、もしこれが真実なら少しは楽しめるかもしれない。 なぜなら、いつも僕の上にいる4人と会えるかもしれないから。 開封後10分経過 いきなり、手紙と封筒が燃えた。 僕は急いで、近くにあったタオルで火を消そうとした。 しかし、手紙が完全に燃えるまで火は消えなかった。 その火がどんなにもがいても逃げられない自分に一瞬みえた。 そして、どうしてこんな手の込んだかとをするのかを考えた。 恐らくこれは 『僕はゲームに参加しなければいない』 ということを意味しているのだろうという結論に至り、参加しないといけない偶然であり必然なのだと、感じた。 まさに、カオスにより僕の運命がずらされたのだ。
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