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テレビを付けるといつもの女キャスターがニュースを伝えていた。
……日本時間、本日十八時。
ブラジル警察はサン・ダウジーニ容疑者を国家反逆罪の疑いで逮捕しました。
サン・ダウジーニ容疑者はブラジル軍所有の巡洋艦など戦艦数十隻の設計図や、国会議員の詳細な情報を所持していた模様です。
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ブラジル海軍は旧英や伊の戦艦ですが…………
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サン・ダウジーニ容疑者の背後には、大きなマフィアがいるとみて、捜査が進んでいます。
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場面はスタジオに戻り、メインの男性キャスターと白髪頭の中年オヤジ外事評論家のツーショットが現われた。
「サン・ダウジーニ容疑者は極普通の一般人ですが、どうして一般人にこういった情報が流出するのでしょう」
「一般には、このようなケースは珍しいです。
大抵は、政府の元で働いていた人間が何らかの理由で情報を流出させるのはよくあることですが。
日本政府にも国家機密はしっかり守ってもらいたいですね」
テレビではアナウンサーとコメンテーターが議論をしていた。
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「……では、続いてイギリスで告発されたロシア系マフィアの……」
僕はテレビを消した。
そして、急いでパソコンをつけた。
すると、ゲーム経過報告のアイコンに3という数字がついていた。
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