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元々、"俺"が出来たのは、あの子が『全ての苦痛から自分を守る為』。
酒癖の悪かった父から暴力を振るわれそうになると、あの子はいつも俺を引っ張り出して痛みを押し付けた。
都合の良い話やけど仕方が無い。
俺はその為だけに生まれた人格やから。
もしそれを拒否ったとしたら、俺、何の必要も無いただのエロいニーチャンになるし。
多分、また代わりの人格が作られるのだろう、と。
私が死んでも代わりはいるもの…って感じやろうか。
エヴァンゲリオンかって。
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