* 共依存

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「ねぇ、どうなん?俺、必要なん?」 「俺の代わりっちおると?」 「でも俺も痛いの嫌なんよ。」 「たまには代わってよ。」 返事など当然、無い。 ぱっくりと口を開けた傷口から、赤い、赤い血が流線を描き、ぱたりぱたりと落ちて行く。 ――痛い。 「……痛い……痛いとよ……。」
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