東方旅人録

お帰りなさい

｢霊夢、あそこで笑ってる椿はあなたのスカートの中を見たわよ？｣

｢なんですってぇ！｣

｢は？｣

紫の言葉に呆然としている椿に霊夢はすごい速さで詰め寄った。

｢椿、正直にいいなさい。見たのかしら？｣

(顔が近い！だが嬉しくねぇぞ！)

たしかに椿と霊夢の顔の距離はかなり近いが霊夢が恐ろしいオーラをだしているためとても怖い。

｢見てないっての｣

｢本当かしら？｣

椿は否定するが霊夢は信じていないらしく椿の腕を思い切り掴む

｢痛い痛い、そんな強く掴むな。お前どんだけ力強いんだよ｣

全然痛そうに聞こえないが内心椿はかなり痛がっている。椿さんは我慢強い人なんです

｢大体お前のスカート長いだろうが、そう簡単に見えねえだろ｣

｢…それもそうね｣

椿の一言に霊夢は冷静になり手を離す。

(手形がついた…)

霊夢に掴まれていた腕には綺麗に手形がついていた。それほど強い力で掴まれていたのだろう。