お帰りなさい

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「アンタらの関係は曖昧なのかしら?」 呆れ気味に霊夢は聞く。その質問にまたも二人は顔を見合わせた。 「私達の関係は曖昧なのかしら?」 「それはないだろ。俺達幻想郷設立前からの付き合いじゃねえか」 「ハァ!?」 椿の発言にかなり驚く霊夢。本日何回目だろうか。 「幻想郷設立前って…あんた何歳よ!」 「あら~椿言ってなかったのね。霊夢、彼は千年以上は生きてるわよ」 椿の代わりに答えた紫の言葉に霊夢は絶句する。 幻想郷設立は何百年も昔の事だ。その前からの付き合いということはかなりの長く生きている事になる。 だが、椿の見た目は20代前半辺りの青年に見え、とても長く生きているように見えない。 「まぁ…500年以上生きてる吸血幼女もいるしおかしくはないわね…」 (吸血幼女…?) 「つまり二人は言葉では言い表せない関係なのね?」 「何だその誤解を招くような言い方は」 「ひどいわ椿!私との関係は遊びだったのね!」 「お前は黙ってろ」 冗談よ~、と笑う紫を見ながら椿は溜め息をつき言った。 「俺と紫の関係なんて考えた事もなかったな。紫は俺の事をどう思ってるんだ?」 「そうね…頼みごとをよく聞いてくれる友人かしら」 「なんだそりゃ」
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