お帰りなさい

11/11

149人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
「まぁ…色々あったけど、改めて俺の能力からだな」 まだ多少椿は混乱しているがとりあえず説明を再開する。 「俺の能力は、運を操る程度の能力だ」 「運を?」 「そうだ、俺は自分の運も他人の運も自由に操れる、他人の運を自分の運に上乗せできるし、勿論その逆もできるぞ。さて何か質問はあるか?」 ここまで説明した椿はとりあえず霊夢に聞く。 「なんだかピンとこないわ…」 「百聞は一見にしかず、実際にやったほうがいいか」 椿はおもむろに持っていた刀を鞘から抜き、霊夢に手渡した。 「その刀で俺を斬りかかってこい」 「は?」 とんでもない発言に霊夢は呆然とする。 「どうした?遠慮なくこい」 そんな霊夢を目の前に椿は両腕を広げ、自分の中心を狙いやすいようにしはじめた。
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

149人が本棚に入れています
本棚に追加