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「…~♪~♪~…」 鳥類だからなんだろうか…。 俺は歌う事が好きだった…。 いつもの様に目をつむり、川に素足をつけ、風の匂いをかぎながら即興で歌う。 もう一度歌えと云われたら歌えないかもしれない、そんな程度の歌だった…。 ――ガサガサ!!! !!!!!! いきなり後ろの茂みから音がした。 振り替えれば…― 「人…げん…」 まだ10歳で元服したばかりの湖子姫(ココヒメ)だった…。
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