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フィーネより一つ二つ年下だな。
まぁ聞きたい事などこの程度しか無いのだが。
要は互いに質問してグレモリィが俺に気軽に聞ける状況を作れば良かったのだから。
「十四歳か、ありがとう。次はグレモリィが質問してくれ。」
そんな感じに言ってみると、グレモリィは怖ず怖ずと頷き軽く深呼吸して俺を真っ直ぐ見据えた。
一体どんな質問が来るのだろう、と身構えてみたが、来たのは別段緊張することが無いであろう内容だった。
「ライルがこの者達と友なのは知っている。その、どうやって出会ったのか教えて欲しいのだ。ライルが眠っている間に多少話はしたが、皆一方ならぬ信頼をライルにおいていた。それほどまでに信頼しあえる友とどのようにして出会えたのだ?」
グレモリィの質問をまとめるとこうなるだろうか、【皆との出会いを教えてくれ】と。
「そんなことか。いいよ、誰のが聞きたい?」
そんなこと気兼ね無く話してあげるのに、と笑いながら言うと、グレモリィは小さくはにかみ口を開いた。
「最初は…ライルと一番最初に出会った親友から話してくれ」
「最初か…アル、かな」
アルフォード・ジュリアス・ヴァルロンド
俺の最初の友達。
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