アナログはまだ来年まであるから地デジ変更はごゆっくり

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(ここから土方目線) 休日 俺はだるそうな総悟を無理やり引き連れて電器店に訪れた。 「土方さん…俺今日チャイナ娘とケンカする約束したんですけど…」 と口に手をあてあくびをする総悟。 「そんな約束勝手にすっぽかせよ… それより俺あんまりテレビ詳しくねぇから製品とか詳しく教えてくんねぇか?」 「それだけの為に俺を呼んだんですかぃ? どうせなら俺のテレビも買って欲しいなぁ土方さん…ねぇ買ってよ土方さん買って~!」 「だだこねんなっての! それに俺あんま金用意してねぇから…」 「なぁんだ…わざと高いの選ぼうかと思ったのに…」 「させてたまるかッ!」 山崎に頼めばよかったと店に入る前に俺は後悔した。 なぜ俺は総悟を連れてきたんだょ… 頭を抱え込んでると電器店にたどり着いた。 中に入れば、これまた人が沢山居る…… 「すげぇ人盛りですねぃ…さすがは家電ブーム」 「あぁ…じゃあ早速テレビを探すか」 探し続けること30分 テレビコーナーを発見。 しかし30分かかって見つけるなんて… 「たくさんあるなぁ…選り取り見取りでさぁ」 「とっとと安くて良いやつ見つけて買うか」 すると後ろから。 「あれ、隊長と副長じゃないですかっ…やっぱりチラシ見てやってきたんですね!」 聞いたことのある声のほうを振り返ると、そこには山崎がいた。 「Σ山崎ッ…お前もテレビ買いにきたのか…」 「はい…今日の朝、チラシにこれが書いてあったので…」 と言って懐からチラシを取り出し俺達に見せた。 「…なんでぃそのチラシ?」 総悟がチラシを取り上げ、内容を見る。 俺も覗いてみる。 中を覗くと、テレビの値段を50%値下げで販売するというとんでもない内容の記事だ。 しかも在庫が無くなり次第終了…まるで閉店セールだ。 「よっぽど景気がワリィんだなここも」 他人事のように総悟が言う。 まぁ公務員の俺達にとっちゃそら他人事だわな…。 「でもこれはテレビを買えるチャンスですよ!」 「だけどな山崎……これはまた以前のゲーム争奪戦の二の舞になっちまうぜ…それに…」 と俺は山崎の後ろを指差す。 山崎の後ろには…… 私服姿の真選組の隊員やお客がぞろぞろ現れた。
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