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「…銀時…今日1日…わっちと付き合え。」
「……は?…」
「いやだから……わっちと1日だけ付き合え………Σあ…」
俺は即座に逃げた。
冗談じゃねぇよおッ!
なんで死神太夫と地上で過ごさなきゃいけないわけッ!?
しかもなんで地上ッ!?
知ってるやつに見られたら超誤解されんじゃんッ!
そう嫌な事ばかり思いながら逃げていると…
『ズンッ!』
…と音がしたと同時に後頭部に痛みを感じた。
そしていきなりその痛みに引っ張られるように後ろへ下がった。
「イタタタタタタッ!
ちょッ! イテェよコノヤローッ!」
俺の後頭部には紐が結ばれたクナイが刺さってあり、その結ばれた紐を月詠が引っ張っていたのだ。
「黙りんす…
逃げた主が悪い」
結局逃げられずに、クナイも抜く事を許されなかった俺は理由を聞いてみた。
「な…なぁ……なんでまた俺なんかと付き合うわけ?」
「わっちだって仕事をしたかった…
じゃが日輪達が無理やり休みをくれての……」
ふぅん…結局あれ以来休みはとらなかったのか……
「暇じゃから地上に上がろうかと思うたんじゃが…道がわからん…
そこで主に白羽の矢が立った」
要するに案内してくれねぇかって事か…めんどくせぇなぁ…
「主ならこの江戸のこと知ってそうじゃし…
それに…」
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