エロ小説にはエロ本とはなんか違う別のエロさがある

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なんだよこの感じ… まるで初デートの感覚じゃねぇか… なんで会話を弾ませねぇんだょ… なんで喋りかけてこねぇんだよ… なんで俺と距離置いてんだよぉおッ! …こんなんじゃただの散歩に等しい…。 なんか一つでもトークが繋がるような事思い浮かべ銀時…… 気づけば日は沈みつつあるぞ銀時…何か弾むトークは… そんな事を考えている時…俺と月詠は街の電器店の横を通っていた。 「…なにやら騒がしい店じゃな…ココは…」 月詠が口を開く。 「おぉ…そうだな…中で何やってんだかな」 そう言いつつ俺はさり気なく月詠に近づく…。 …なぜかこの時俺は恋心はなかったが、月詠に近づいただけで少し緊張してた。 このまま近づいてトークのラリーを続けようかと試みたその時…電器店の扉から…… 「…ぁれ……旦那じゃねぇですかぃ…奇遇ですねぃ」 両手で何か重そうなもんが入ったダンボール箱を抱えて沖田くんが出てきた。 …最悪だぁああッ! 絶対月詠と俺の関係を誤解した見方で話しかけてくるぅうッ! なんとか月詠に目線へやらないように何か防がなければッ… 「お…よ…よぉ沖田くん… 電器店でお買い物か? 何買ったんだ?」 テンパった口調で沖田くんに尋ねる。 「いやぁ…テレビがぶっ壊れちまってねぇ…買い換えたんでさぁ これからはデジタル放送満喫ですぜ」 テレビを買ってきたのか… とりあえずコイツは新しいテレビにウハウハ状態だ…。 軽くこの場で退散して全速力でココから離れたい… 「良かったじゃん! じ…じゃあ帰って十分に満喫してろよ」 俺はかるく沖田くんの話しを家電だけに保たせて別れを告げることに成功… したと思ったら… 「銀時、この人は誰じゃ?」 月詠が沖田を指差す。 「ぁれ……旦那…誰ですかぃ?この女」 月詠が沖田くんを指差してすぐ、即座に沖田くんの視線がテレビから月詠の方に向いた。 …このバカ太夫ぅううッ!
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