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沖田の部屋に入り、リモコンを手に取る。
電源を入れる。
『ブンッ…』
電源が入る音がする。
…かと思うと……
『プツンッ…』
と再び音がした。
その音がした後、テレビには画面が見えず音も聴こえなかった。
「……?…なんで…?」
何度もリモコンのボタンを押すが画面は出てこない。
リモコンの電池が切れた…という訳ではないらしい。
ボタンを押すたびに『ブンッ…』と先ほどの音が出、『プツンッ…』とまた切れた音がするのだ。
「ぉいぉいぉい…勘弁してくれよ…テレビに呪われてんのか俺…」
タバコに火をつけてイライラする土方。
するとまた沖田が入ってきた。
「呪われて貞子にヤられちまえばいいのに」
「うるせぇ…俺がお前を呪ってやる…
…しかしなぁ、まさか総悟のテレビまで死んじまうとは…」
困り顔で腕を組む土方。
すると…
「さっき俺知りやしたけど…どうやらテレビがイカレたのは俺や土方さんのだけじゃないみてぇでさぁ…」
沖田がテレビの頭を叩きながらそう言った。
「Σな…なに?」
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