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2人は山崎の部屋へ移動した。
「山崎ぃ、入るぞ」
中に入ると山崎がテレビをあちこちいじっている。
「副長……テレビの調子が悪いんですけど、どうしましょ…」
「山崎のテレビもかっ…」
「えっ…まさか副長も?」
「俺のもでぃ」
「た…隊長のも!?」
困惑する3人…
すると…
「ぉい、俺のテレビ壊れちまったんだけど」
「誰かぁ~、テレビの様子見てくんねぇ~?」
「お~い!」
「誰か~!」
「ヘルプミ~!」
それぞれの部屋からテレビが付かないと助けを求める声が響く。
「いったいコレは……」
戸惑いを隠せない土方。
「まさかこんなにもたくさんテレビを見てるヤツらがいるなんて……」
「気になっちゃうとこソコッ!!?」
沖田にツッコミを入れる山崎。
そこへ、稽古をしていたのであろう上半身裸の汗だくで、刀を手に持って局長近藤がやって来た。
「おぃ、俺のテレビが付かなくなったんだけど」
「稽古しながらテレビ見てたのかよっ!!」
土方が口からタバコを飛ばす勢いでツッコんだ。
「えぇッ! ツッコむとこそこぉっ!?
そこは普通に『ぃやお前もテレビ壊れたんかぃッ!!』だろ~!?」
と近藤。
「いや明らかにそこは俺のツッコミが正しいだろッ!」
「ていうか稽古しながらテレビ見ようとするその集中力すごッ!!」
土方のツッコミに山崎が後のせした。
これで隊全員のテレビがパァになってしまった。
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