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「ああぁ…っやぁ…ああ、そこぉ…っ」
舌先での蹂躙が、やがて秘孔のすぼみをこじ開ける。指が一本、入りこんで来た。しばらく慣れさせるように、ぐるりと内部をえぐった。
「あああ!!!」
強烈な快楽が走った。がくりと力が抜けて、ベッドに崩れ堕ちる。
見つけたそこを、指を増やしながら強弱をつけて嬲ってゆく。
「気持ちい?闇紫。すごく絡みついてくるよ」
食いちぎられそう…。
クスクス笑いながら、真那白は指の抜き差しを繰り返す。指はもうすでに三本に増えていた。
「ああ…っ、イク…いくぅ…っ」
度重なる愉悦に、僕は耐え切れず射精した。気持ちいい!もう…堕ちる…
「駄目、休んじゃ」
真那白の残酷な言葉は、イったばかりで余韻に浸っている僕に、冷水を浴びせた。
「俺もよくして?」
腰を引き寄せられ、一気に貫かれた。
「あああああ~っ!!」
「うわ、きつ…」
衝撃でまた放ってしまった。とろとろと、失禁のように精液が溢れる。
深すぎる快感。真那白が腰を突き上げ始める。僕の中がうねるように楔に絡みついて、淫らな音をたてた。
「ん…っすご、いつもより、熱い…ね」
真那白のもいつもより大きい、ああ…っ
グチョ!グチ!グチョ!
腸液と先走りが混じり合い、秘孔からしたたり落ちる。いつしか僕も彼のリズムに合わせ、腰を振っていた。
「ああん!!あひ…っ死ぬ…っひ!!」
グリっとカリが前立腺に当たった。頭に火花が散る。大きな異物が胎内を犯す度、歓喜の悲鳴を上げた。
「あ…ひぃ、イっく…」
三度目の射精。もう薄いのが勢いなくとろとろと出てくるだけ。
「ん…、出すよ、闇紫」
その瞬間、深く楔を打ち込み、真那白も中に放った。
真那白の精液が胎内を汚してゆく感覚に、僕は怯えた。いつか男である僕でも、このまま孕まされてしまうのではないかと…
沈み込む意識の中で、そんなバカなこと考えていた。
僕が孕むのは、きっと醜悪な化け物なのだろう。義理の父親との不毛な関係の果てに、僕は罪の仔を生み落とすんだ。
生理的な眠気に目を閉じかけて、最後に見たのは、真那白の凍りついた哀しい瞳だった。
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