堕天使

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「ああ…っんぁ、んく…」 愛しいモノをこの手に抱く。なめらかな躯が薄紅に染まる。 「闇紫…そう、何も考えなくていい。快楽に身を委ねて。」 胸の尖りを口に含み転がす。それだけで、感じやすい闇紫の躯はびくりと震えた。 しなやかな両脚の間になっている果実を指先で弄べば、それはみずみずしい果汁をあふれさせる。 「…ま、なしろぉ…っ」 潤んだ瞳。そんな目で睨んでも、怖くないよ。 「闇紫、やらしい。ここ、こんなになってる」 くすくすと笑いながら、手に着いた先走りの雫を舐めた。 「やっ…」 闇紫がまたいやいやをするので、ベッドに両腕を押さえて縫い付けた。 「何が嫌?気持ちいいくせに」 可哀相な闇紫。義理とはいえ父親に犯されるなんてね。 「もうやめ…っ真那白…っ」 じたばたと足掻く哀れな天使。けれど、逃がさない。 「いくよ、闇紫。」 俺は服を脱ぎ捨て、彼に覆いかぶさった。 「あ!あ!あぁ…っそこ、気持ちいい!」 天使が堕ちた。 彼はもう、俺が与える灼熱の楔の快楽に酔いしれている。 闇紫の中は狭くて熱い。 このまま、一つに熔けてしまいたい。 ほとばしる情熱を、彼の奥の奥までぶちまけた。 「ああぁ…っ」 彼もまた、白い情欲を吐き出し、ベッドへ崩れ堕ちた。
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