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「あぶなァァ!!」
僕はどうにかよけることはできたが彼女が振り抜いた日本刀は床に深くささっていた
「なんだよこれ…本物じゃないか!」
深くささった刀をみて、顔が一気に青ざめた。
「ふん、よけられたか。
だが、今度ははずさん」
そう言って彼女はまた日本刀を振りかぶった。
「ま、待ってくれ、僕は命をねらわれるようなことはしていない
なんかのまちがいだ!」
「騒ぐなすぐ楽になる」
「や、やめろ!うわぁぁぁ!!」
おれはとっさに両手で頭をかかえこんみ目をつぶった
しかし、そんなものであの日本刀を防げないことくらいすぐにわかった。
だから、目を開けても目の前がくらいため死んでしまったのだと思ったが、そうではなかった
目の前がくらかったのは彼女の体が寄りかかってきたためだった
僕は彼女の胸を顔に押し付けられ、一瞬死んでもいいと思ってしまった
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