プロローグ

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「………」 僕は生まれて初めての、“下駄箱にラブレターと思わせてからの果たし状”を、目の当たりにし、絶句している。 いや、だってラブレターだと思わせてからの果たし状だよ? かなり古風だし、何よりラブレターとか思っちゃった自分に、驚きだよ。 とりあえず、『昼休み 屋上に来い 絶対に来い』と書かれていたから、そうすることにする。 え?果たし状が怖くないかって? いや、だって『絶対に来い』って言ってるし、それに気になるしさ……面倒だけど。 僕は、縦に四つ折りにされてたそれを鞄に入れ、教室へ向かい、席に着くと、HRまで時間があるので、すぐさま眠った。
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